ジチタイワークス

無関心層に行動変容を促すには? ~成果につなげる健康増進施策のヒント~

開催日:2024/07/12(金)

開催時間:13:30~16:40

参加費:無料

開催場所:オンライン開催(Zoom)

申込〆切:2024/07/12(金) 12:00まで

全ての国民が健やかで心豊かに生活できる持続可能な社会の実現を目指し、2024年4月から健康日本21(第三次)がスタートしました。

誰一人取り残さない健康づくりのため、「健康に関心の薄い人を含め、本人が無理なく健康な行動をとれるような環境づくりを推進」することが、新しい視点として加えられています。

ジチタイワークスでは、「住民参加型の健康づくり施策のヒント」をテーマにしたオンラインセミナーを今年の2月に開催。皆様からいただいた声を受けて、今度は「無関心層の行動変容」をテーマとしたセミナーを開催することとしました。

心理学や自治体の事例を通じて、ヒントとアイデアをお届けするとともに、ヘルスケアに関連した企業のソリューションも併せてご紹介します。

※本セミナーは自治体職員さま限定となっております。あらかじめご了承ください。

プログラム

13:30~13:35 主催者あいさつ
13:35~14:15 心理学から学ぶ行動変容を“引き出す”コツ
14:15~14:45 他市の成功事例に学ぶ:無関心層を動かす健康増進サービスの実践
14:45~14:55 休憩
14:55~15:35 自治体現場で使えるナッジ理論!~健康分野の事例を紹介~
15:35~16:05 無関心層には日常生活に溶け込ませるアプローチが有効!?
16:05~16:35 熊本県荒尾市にみる住民の行動変容を促すスマートヘルスケアサービス導入事例
16:35~16:40 閉会のあいさつ

※プログラムは予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。

 


講師・セミナーテーマ

心理学から学ぶ行動変容を“引き出す”コツ

大月 友 氏
早稲田大学 人間科学学術院 教授

経歴

早稲田大学人間科学学術院助教、専任講師、准教授を経て、2024年より教授。専門は臨床心理学。心理的支援や行動変容に関する研究を展開。公認心理師・臨床心理士として、医療、産業分野で実践も行う。


行動変容のためには、対象者の気持ちに合わせたアプローチが必要です。中でも心の準備がまだできていない、いわゆる無関心期の方々へのアプローチは、多くの支援者にとって課題となっています。なんとか説得しようとしても、全く相手の心に響かない…、「でも」と言い訳ばかりされる…、そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。

今回は、相手の行動変容を引き出すためのコツを、心理学の立場からご紹介します。

 

他市の成功事例に学ぶ:無関心層を動かす健康増進サービスの実践

遠山 陽介 氏
株式会社ベスプラ 代表取締役

経歴

山梨県富士吉田市出身。2012年に株式会社ベスプラを設立。既存の脳科学研究結果を集積したアプリを開発。内閣府ImPACT研究科学者審査員賞受賞。日本糖尿病学会やサービス学会にて登壇しアプリを活用した健康増進を研究中。


本講演では、健康無関心層に対する効果的な健康増進施策の実例を通じて、具体的なサービスにおけるアプローチ方法とその成果を紹介します。
株式会社ベスプラの「脳にいいアプリと健康ポイントサービス」は全国で20以上の自治体に導入されているため、本サービスにおける他市での導入事例や実績を交えながら、無関心層を行動変容に導くための戦略とその成功要因を詳しく解説します。

 

自治体現場で使えるナッジ理論!~健康分野の事例を紹介~

梅田 佳孝 氏
福井県 福井市 総務部 市長公室 総合政策課 主査

経歴

2010年入庁、大学院(マネジメント修士)への派遣などを経て2020年4月より現職。2023年4月、福井市役所内で若手職員有志チーム「福井市ナッジ・ユニット」を結成。ナッジの普及促進に取り組んでいる。


ナッジ理論とは「そっと後押しする」という意味で、行動科学の知見を活用して人々が自分や社会にとって望ましい行動をとれるように促すことです。このナッジ理論は2017年にノーベル経済学賞を受賞して以来、大きな注目を集めています。本セミナーでは、健康分野を中心に、福井市にて取り組んだナッジの最新事例をご紹介します。

 

無関心層には日常生活に溶け込ませるアプローチが有効!?

寺田 博視 氏
issin株式会社 取締役

経歴

大学院在学中、現代表の程氏を支援する形でpopInを創業(初代社長)。その後、外資系コンサル会社や政府系ファンドにて、M&Aアドバイザーやスタートアップ投資に従事。2021年に程氏と共にissinを創業。


弊社は日常生活に溶け込む”無意識”のヘルスケアの商品と技術を提供する東大発ベンチャー。お風呂上がりに乗るだけで体重測定など自動で健康管理ができるデバイス「スマートバスマット」を提供。弊社が提供する特定保健指導では、この「スマートバスマット」を活用し、まずは無理なく体重計測をライフスタイルに定着することから取り組むことで、満足度95%、減量者率96%を実現。

 

熊本県荒尾市にみる住民の行動変容を促すスマートヘルスケアサービス導入事例

野元 美穂 氏
NECソリューションイノベータ株式会社 スマートシティソリューション事業部 地域社会ソリューショングループ プロフェッショナル

経歴

2005年入社。先端技術を軸としたシステム開発の経験を基に、地域の課題を解決するスマートシティ事業の開発を行う。自治体と共に「誰もが健康な未来、自分らしく生きられる社会」を目指すスマートヘルスケアサービスを推進。


住民の健康寿命を延伸し、医療・介護費の適正化のためには、生活習慣病の発症を抑え重症化を予防することが重要で、不健康な生活習慣を変える「行動変容」がポイントとなります。本講演では、当社と熊本県荒尾市が取り組んでいる先進技術とデジタル技術を使った行動変容の事例をご紹介し、導入された疾病リスク予測検査「フォーネスビジュアス」を起点にしたスマートヘルスケアサービスについてご説明します。

 

※プログラムは予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。

 

協賛企業及び関係会社

issin株式会社

株式会社ベスプラ

NECソリューションイノベータ株式会社

 

皆様のご参加をお待ちしております。

 

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