近年、日本を含め世界的にMASLD/MASH等の非ウイルス性肝疾患患者が増加しており、これらを原因とする肝がんや肝硬変の増加が問題となっています。
MASLD/MASHは、糖尿病や高血圧などの生活習慣病と深く関係しており、住民の健康リスクを複合的に高める要因にもなっています。
また肝疾患は進行しても自覚症状が現れにくいため、住民の自己管理だけでは早期発見が難しいという特性があります。
そのため、自治体による積極的な働きかけが欠かせません。
健診結果を活かした受診勧奨の工夫や、肝炎対策計画に非ウイルス性肝疾患の視点をどう組み込むか—。
本セミナーでは、MASLD/MASHの説明に加え、自治体が次の一歩を考えるためのヒントをお届けします。
*MASLD = Metabolic Dysfunction Associated Steatotic Liver Disease:代謝機能障害関連脂肪性肝疾患
*MASH = Metabolic Dysfunction Associated Steatohepatitis:代謝機能障害関連脂肪肝炎
※本セミナーは自治体職員さま限定となっております。あらかじめご了承ください。
プログラム
13:00~13:05 主催者挨拶
13:05~13:40 住民の健康を支える新たな脂肪肝対策:行政と地域医療の協働による挑戦
13:40~13:55 静岡県の非ウイルス性肝疾患対策~市町と連携して取り組む新しい重症化予防~
13:55~14:00 閉会の挨拶
※プログラムは予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
講師・セミナーテーマ
住民の健康を支える新たな脂肪肝対策:行政と地域医療の協働による挑戦
佐藤 俊輔 氏
順天堂大学医学部付属静岡病院 消化器内科・准教授
プロフィール
2006年に近畿大学医学部を卒業後、順天堂大学医学部附属静岡病院の消化器内科で勤務。
2012年順天堂大学大学院を卒業し医学博士号を取得。
専門領域は肝炎・肝硬変・肝がん。国内外の学会で数々の賞を受賞。
静岡県の肝疾患診療連携拠点病院の指導医として、地域の肝疾患対策に取り組んでいる。
脂肪肝に起因する肝硬変や肝がんの増加が懸念される中、健康寿命を延ばすには、ハイリスク脂肪肝の早期発見と治療が不可欠です。
本セミナーでは、静岡県が進めている、行政・かかりつけ医・専門医の連携による新たな地域アプローチをご紹介します。
静岡県の非ウイルス性肝疾患対策~市町と連携して取り組む新しい重症化予防~
勝間田 光 氏
静岡県 健康福祉部 医療局 感染症対策課 主任
プロフィール
2013年入庁。生活保護CW、税務、労働政策を担当の後、2023年から感染症対策課で肝炎対策を担当。
ウイルス性肝炎を原因とする死亡者数は減少している一方で、MASLD/MASHを含む非ウイルス性肝疾患による死亡者数は増加しています。
また、肝がんや肝硬変の原因に占める割合も増加しているため、肝疾患による死亡者数を減らすには非ウイルス性肝疾患対策が必要です。
本セミナーでは市町と連携した取り組みを進めている静岡県の実例と対策のポイントをお伝えいたします。
※プログラムは予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
共催会社
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社
皆様のご参加をお待ちしております。