「校務のクラウド化」と「ゼロトラスト」で目指す教育現場の働き方改革

文部科学省によると、統合型校務支援システムの整備率は令和4年3月時点で81.0％まで伸び、校務の効率化が図られましたが、教育現場の多忙な状況はどのくらい改善されたのでしょうか。実際に導入された統合型校務支援システムの殆どはネットワーク分離による運用のため、様々なデータの連携が困難です。また、校務用端末は職員室等の指定場所に固定されていることから、リモートでの校務処理が進まない等、システムを導入したことによる“非効率”も生じています。

ネットワーク分離による弊害が顕在化した今、「ゼロトラスト」による境目のないセキュリティ環境の構築と、効率的なデータ連携を可能にする「校務のクラウド化」を文部科学省は推奨しており、令和5年度の概算要求においても、関連する施策を取り上げています。ゼロトラストを前提としたフルクラウド化は校務の効率化を後押しし、それが教育現場の働き方改革と教育の質向上にも寄与すると考えられています。そして、このような未来を創造するためには各教育機関を管轄する教育委員会の旗振りが不可欠です。

本セミナーでは文部科学省初等中等教育局学校デジタル化プロジェクトチーム専門官の伊藤様をお招きし、令和5年度の概算要求における関連施策や、クラウド活用を前提としたネットワーク環境構築の在り方を中心にお話し頂きます。また、教育現場のクラウド化とゼロトラストを可能にし校務効率化を目指し開発されたフルクラウド統合型校務支援システム「BLEND」をモチベーションワークス社よりご紹介頂きます。最後のご講演では、教職員の柔軟な働き方を実現するために必要な「ゼロトラスト」セキュリティの基本的な概念とそれがもたらす変化についてお話しいただきます。

ゼロトラストやフルクラウドまでの道のりは遠く感じる自治体も多いのではないでしょうか。本セミナーが実装に向けた道しるべになれば幸いです。

※本セミナーは教育委員会及び公立・私立学校関係者様限定となっております。あらかじめご了承ください。

プログラム

15:00~15:05　主催者あいさつ
15:05~15:35　GIGAスクール構想の下での校務の情報化について
15:35~16:05　クラウド型校務支援システムで取り戻す学校の”余白”
16:05~16:35　学校現場の働き方を変える、「ゼロトラスト」とは？
16:35~16:55　質疑応答
16:55~17:00　閉会のあいさつ

 

※プログラムは予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。

 

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講師・セミナーテーマ

GIGAスクール構想の下での校務の情報化について

伊藤 兼士 氏
文部科学省 初等中等教育局
学校デジタル化プロジェクトチーム専門官

校務におけるクラウドサービスの利活用を検討する上で参考としていただくため、GIGAスクール構想の進展等に伴い改訂された「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン（令和４年３月文部科学省）」の内容や、「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議」における議論の状況等を概説します。

 

クラウド型校務支援システムで取り戻す学校の”余白”

野本 竜哉 氏
モチベーションワークス株式会社 執行役員副社長

教職員の働き方改革・休み方改革の推進には、”校務”をより自由に、柔軟に行える仕組みが必要不可欠です。モチベーションワークスでは”学校の余白を取り戻す”を合言葉に、セキュリティと利便性を両立したフルクラウド統合型校務支援システム「BLEND」を展開しています。本講演ではBLENDで校務がどう変わるか、その一端をご紹介します。

 

学校現場の働き方を変える、「ゼロトラスト」とは？

坪田 幸典 氏
KDDI株式会社　官公庁営業部　コアスタッフ

ニューノーマルな働き方が浸透し、企業においては昨今トレンドとなっている、「何も信頼しないこと」を前提としたゼロトラストセキュリティ。教育現場においても、教職員の柔軟な働き方を実現し校務を効率化することや、生徒の学びの質向上に向けて１つの重要な考え方となります。本講演では「ゼロトラスト」の基本概念から、学校現場にもたらす変化までご紹介いたします。

 

※プログラムは予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。

 

協賛企業及び関係会社

・KDDI株式会社
・KDDI まとめてオフィス株式会社
・モチベーションワークス株式会社

※本セミナーは教育委員会及び公立・私立学校関係者様限定となっております。あらかじめご了承ください。

皆様のご参加をお待ちしております。