全世界でウイルスなどの感染対策に注目が集まる中、その対策に苦慮している自治体も多いだろう。公共施設のドアノブやテーブル、備品などは多くの人が触れるため、菌やウイルスがたくさん付着しているリスクが高い。「気を付けて欲しいのは、付着したウイルスを拡げないこと。そのためには、ドアノブやカウンター、机など多くの人が触るところはこまめに除菌することが重要です」と二川先生。しかし、日々の業務に追われ、なかなか作業ができないという声もあるだろう。こんな声に応えるのが「イータック抗菌化スプレーα」だ。森薗さんは「持続型抗菌成分の『Etak（イータック）』がモノの表面に固定されるため、抗菌作用が約1週間続きます。こまめに除菌剤で拭き取る必要がないため、公共施設での抗菌・除菌対策にかける時間を大幅に軽減できます」と話す。
モノの表面に固定された抗菌成分は、その後、水やアルコールで拭いても作用が続く。この固定化力がイータック抗菌化スプレーαの大きな特徴だ。「特に小さな子どもは、おもちゃや絵本など目に見えるモノを何でも口に入れてしまうことが多いですよね。この製品を使えば、保育園や幼稚園などの教育現場でも気にせず抗菌・除菌対策に取り組めます」と森薗さん。さらにイータック抗菌化スプレーαはノンアルコール。アルコールの刺激に弱い人でも使用できる。
Etakは、障害者の歯や口内の健康を保つために何とかしたいとの思いから開発された成分だ。口内に生息する細菌には、虫歯の原因となるものもある。一般的に最適な虫歯予防は、食事のたびに歯磨きをし、口内の細菌を取り除くこと。しかし、手足が自由に動かせない障害者には、細かな手の動きが必要な歯磨きを行うことが容易ではない。「障害者でも簡単に虫歯予防ができるよう、歯に抗菌成分をつけて細菌から守る発想で開発しました※1」と二川先生は語る。
注意したいのは、イータック抗菌化スプレーαの抗菌作用は、モノにスプレーしないと期待する作用が得られない点だ。「モノに固定されることで抗菌作用が長持ちします。空間除菌用のスプレーではないため、空気に噴射しても作用を期待できません」と二川先生。
イータック抗菌化スプレーαのほかに、イータック抗菌化ウエットシート、イータック抗菌化スプレー（マスク用）も販売。
イータック抗菌化スプレーαは、発売以来、感染対策商品として日常の様々な場面で活用されている。「衛生観念が見直されている中、一時は生産が間に合わないほど注文が殺到しました」と森薗さん。実際に、都内の教育委員会から大量注文を受けたという。
衛生対策は一度やって終わりではなく、日常的に続けてこそ意味があるものだ。自治体においても、今後、様々な場面で徹底した抗菌・除菌対策が必要とされるだろう。手入れが簡単かつ抗菌作用が長持ちで、口に触れるモノにも使えるイータック抗菌化スプレーα。住民に向けてしっかり抗菌・除菌対策を行いたい自治体の期待に応えられる製品として、よりいっそう需要が高まりそうだ。
※1口腔内での使用はできません。
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広島大学大学院 医系科学研究科 教授 二川 浩樹（にかわ ひろき）先生
昨年の11月頃からモニターとしてイータックシリーズのスプレーとシートを使用しています。例えば、人が触れる頻度が高いドアノブやテーブルは、シートタイプで拭いた後、無菌のペーパータオルで拭いています。また、ぬいぐるみは週1回の洗濯に加え、スプレーをして抗菌しています。特におままごと用のおもちゃは子どもがすぐ口をつけてしまうので、毎日の拭きあげに加えて週１回のイータックでの抗菌をすることで、安心感が違うなと感じています。
作用が１週間続くということで、衛生管理は毎日毎日行うものだからこそ、この手軽さが嬉しいですね。モニターで知り、個人的に購入した、という職員もいました。個人的には日本製という点も安心感がありますね。また、アルコールアレルギーの職員でも安心して使えるので、そういう点でも重宝しています。衛生管理はこうすれば完璧！というものがない分、選択肢のひとつとして今後も活用していきたいと考えています。
毎日、たくさんの人が訪れる市役所や役場の窓口カウンターの抗菌・除菌に
免疫力の低い高齢者が集まる介護施設やグループホームの感染症対策に
多くの方が触る場所の感染対策や寝具のニオイ予防などに
エーザイではCSR活動の一環として、平成30年7月の西日本豪雨の際、避難所にイータック抗菌化スプレーαを寄贈。「布団など、菌によるニオイが気にならなくなった」などの声が避難者から寄せられた。
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