地域資源を集め、新たな魅力を発掘する「今治ワクワクミリョク100名鑑」。

今治市の「今治ワクワクミリョク100名鑑」が好評だ。令和4年3月に1万部発行後、約2カ月で8,500冊を配布完了し、増刷中だという。令和3年度、部局横断型で発足した17のプロジェクトの中の1つ、今治ワクワクミリョク100プロジェクトチームが取材・編集した。グルメや観光スポットなどをジャンルで分けず、赤や黄、青など、地域資源それぞれの色ごとにカテゴライズしてあるのが特徴。

「本市が提唱する瀬戸内クロスポイント構想では、“地域版総合商社”の創設を目指しています。まずはそのための商材となる地域資源を収集。その中から100の地域資源を厳選し、チームで協議した商品やサービス開発のコラボ案も盛り込みました」と担当者。

サイクリングが盛んな土地柄、携帯しやすい文庫サイズを採用。見開きでページを見たときに関連のある並びを意識し、観光客だけでなく市民にとっても新たな発見となるよう工夫した。

「若手中心のチームでしたが、事務局からやりたいようにやってみようと言われたことで、庁外に飛び出して地元事業者へも積極的に提案しました。官民共創でできたこの名鑑をもとに、地域のブランド化につなげていきます」。今後は新商品の販売なども視野に入れているそうだ。

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